W杯の後は・・・・

久しぶりにJリーグの試合を見ました。

しかし半年前に見た試合よりも球際が激しくなっているように感じたのは
オレだけだろうか。

鹿島と川崎の試合を見ましたが、
韓国代表DFのイ・ジョンスの軽い守備と
大迫君の落ち着きのなさにガッカリしてしまいましたが。
ああゆうのをモロブーイングせにゃあかん。
「殺●ぞ、ボケェ」みたいな野次は飛んだんだろうか。

ところであまりルールを知らないのですが
3年前くらいからラグビーW杯って良いな、と思っています。
それは代表選手達の代表における誇り、戦士の誇り、情熱というものが
サッカーのW杯のそれよりも上回っていると感じるからです。

チョン・テセがブラジル戦の国歌斉唱の時に泣いていましたし、
フランスのエブラも同じく国歌斉唱の時に泣いていました(二人の泣いていた理由は明らかに異なる理由だが)。

ラグビーはもっとそれが顕著に分かる。

オールブラックスのハカは迫力満点だし。

アイルランドの国歌斉唱

ポルトガルの国歌斉唱

オールブラックスのハカ

こうゆう男臭いのたまらん。
タックルした時のあの肉弾音もたまらん。
闘争本能を掻き立てられる。

2011年にはニュージーランドでW杯がありますが、
前と同じようにポルトガルとアイルランド、
そして、オールブラックス、トンガ、サモア、フィジーのハカに注目したいと思います。

2010 FIFA World Cup South Africa総括

見事優勝したスペイン。

イニエスタの延長後半の決勝ゴールは、
それまで115分美しさを封印されていた美しいサッカーを信奉する世界中のサッカーファンの鬱憤を晴らすのには十分過ぎる歓喜でした。
最後の最後で
守備的でレスリングのようなフットボールの潮流を打破する一発。
デヨングがシャビ・アロンソにジャンピングニーをしたあたりで
もうオランダにはこうゆう戦い方しか勝つ術がないんだな、と残念に思ったもんです。

さて今大会はジョゼ・モウリーニョの負の遺産が
世界のサッカーに色濃く出てしまった。
負けないサッカーの蔓延。
守備ブロックを作るサッカーの蔓延。
そうゆう意味で最後の最後でスペインサッカーが勝った事は喜ばしいことだ。

それとドイツの新しいタレント達の台頭は、4年後、8年後に彼らの時代を予感させる。
予想外の決勝T進出を決めた日本。
ドイツから人材発掘の政策を参考にして
ダルヴィッシュみたいなタレントに
野球をさせないようにしないといけないと思う。

南米の選手の個々の守備技術の高さには驚かされる。
一対一のフェイントにも引っ掛からない選手が多い。
これは国内リーグのレベルの高さを象徴しているように思う。

では
ひでさんセレクトのベストイレブン。

1.GK
イケル・カシージャス(スペイン)
スペインの高いDFラインの広大なスペースをカバーしつつ
一対一、PKでも冷静かつ神懸り的なセーブを当たり前のようにやる。
彼が聖人と呼ばれる理由も良く分かる。

2.CB
ジェラール・ピケ(スペイン)
背が高くて、
足が速くて、
足元、フィードも巧くCBとしてのファイティング・スピリットも強い。
今は、絶頂期のリオよりも凄いと思う。

3.CB
ルシオ(ブラジル)
背が高くて、足元、フィードも巧くCBとしてのファイティング・スピリットも強い。
そして山本さんの口癖、「したたかさ」を持っている。
隙があれば前線にボールを運んでいく攻撃の姿勢も
過去にあったような後顧の危うさはどこにもなかった。

4.RSB
マイコン(ブラジル)
現在彼ほど優秀な右サイドバックは世界にいない。
ウィングも出来るし、CBも恐らくできるはず。
北朝鮮戦のゴールは誰も忘れられないだろう。
一対一も非常に強い。
ブラジルの選手は前に出ることで相手の左サイドの攻撃を防ぐ術を熟知している。
脈々と受け継がれるブラジルのRSBの伝統を彼はさらに高貴なものにしている。

5.LSB
ホルヘ・フシレ(ウルグアイ)
彼の守備能力の高さ、運動量は凄まじかった。
ウルグアイ躍進の影の立役者。
何故南米の選手はこんなに守備が巧いのか、
何故こんなにメンタルが強いのか、
何故こんなにファイティング・スピリットが強いのか、驚かされる。
国内リーグのレベルの高さを痛感させられる。
攻撃面のことを考えればポルトガルのF.コエントランも良いが、
守備能力ではフシレが上。

6.DH
バスティアン・シュバインシュタイガー(ドイツ)
一対一でボールを奪いに行く迫力、
気を見て前にドリブルして局面を打開する判断力、
的確なボールの配給。
4年前とは全く違う貫禄のパフォーマンスに
ドイツの新しい皇帝の誕生を予感させる。

7.CH
アンドレス・イニエスタ(スペイン)
質素な日常が醸し出されているスターらしくない風貌。
しかし彼には誰も真似できない視野と天才的な状況判断力の早さを持っている。
守備にもこの状況判断力の良さは発揮されている。
それに加えて技術、体幹の強さにも彼の努力の結晶が垣間見える。
天才は確実にゴールを決められると確信しないとシュートを打たない。
彼が決勝で絶好機でシュートを打たなかったのも彼が天才だから。
確実に決められるという確信がなければ打たない。
そうゆう彼のプレイを見る度に彼に惚れてしまう。
シャビとイニエスタ、両方いないとバルサもスペインも
完璧な芸術にはなれない。

8.CH
シャビ(スペイン)
イニエスタとシャビが中盤にいれば美しさは保たれる。
常に360度視野を確認し、凄まじく早い状況判断力。
シャビはパスばかりクローズアップされているが、
パスカットする時の足の出し方もとても巧い。

9.ST
ディレク・カイト(オランダ)
左サイドで献身的にファン・ブロンクボルストをフォロー。
かつ攻撃時には効果的なフリーランニングと突破。
とんでもない運動量を持っている。
彼が何故オランダではビック4の一員に含まれない(ビック5と呼ばれないのか)のか不思議。
もう少し評価されて良い選手だと思う。

10.ST
トーマス・ミュラー(ドイツ)
右サイドで完成されたプレーを披露。
守備への貢献、攻撃時の裏への飛び出しやアクセントのつけ方、
長身とは思えない足元の器用さ。
彼の本領はボールを持っていない時の動きの質の高さにある。
20歳にして既に完成されているプレイスタイル。
今後どうなるのか末恐ろしい。

11.CF
ディエゴ・フォルラン(ウルグアイ)
左右両足のキックの質と種類、正確さが別次元。
相手DFの視野から消えるのも巧い。
各国のスターアタッカーがジャブラニに苦労しているにも関わらず
彼は凄まじい速度で順応し、彼なりの方法論で見事に使いこなした。
中盤にシャビやイニエスタがいたら、毎試合ハットトリックできると思う。
スアレス同様ペナルティエリア内で
何故こんなに相手DFとの駆け引きで
常に優位に立てるのかを
日本も検証する必要があると思う。

MVPは問答無用でイニエスタです。

決勝3位決定戦プレビュー

①決勝;スペインVSオランダ
夢のような決勝戦です。
恐らく両チームともピークをここに持ってきているため
戦術次第では派手な撃ち合いが期待できます。
W杯の決勝戦でも一二を争う素晴らしい試合になることを期待します。

スペインは、
冷静沈着でたまに奇策を弄するデルボスケの采配が見事的中。
ペドロの起用でドイツの左サイドはやや混乱した。
スペインらしいサッカーを8割程度の精度で
あまり積極的に攻めなかったドイツを破ったという感じ。
昔の何の創造性もない時代に戻ったドイツには大変失望した。

スペインはピークを決勝に持っていっているように思える。
100%の精度、つまりEUROのスペインで闘った場合、
圧倒的なポゼッションでスペインが試合を支配すると思われる。
オランダはロッベンもスナイデルも前後半でチャンスは1,2回しか作れないと思われる。
ただその数少ないチャンスを決めればこの試合は本当に素晴らしい試合になる。
オランダもピークを決勝に持っていってるが
中盤とDFラインに高年齢のベテランがいるので消耗が気になる。
特にファン・ボメルはキーマン中のキーマンだが
今のところ全試合フルタイム出場している。

中盤での争いでドイツのようにボールを取りに行かない消極的守備を
するくらいなら、ファン・ボメルを下げてファン・デルファールトを使ったほうが面白いと思うが、
義父のファンマルバイクは堅実路線を取ると思う。

いずれにせよファンタジーな試合を希望する。

②3位決定戦:ドイツVSウルグアイ
オランダと勇敢に闘ったウルグアイと
ボールを取りに行かずスペインに怯えた試合をしたドイツ。
準決勝の内容から見ればウルグアイが有利だ。
それにスアレスが戻ってくることで、前線の脅威が増している。
ただドイツは、このまま終われないだろう。
ドイツが勇敢に前からプレッシングをかけ、
ウルグアイがその裏をスアレス、フォルラン、カバーニで突こうとする攻防を期待したい。
3位決定戦は通年一方のチームのモチベーションが低い試合が多く
ワンサイドゲームになることが多いが、
今回は違うと思う。
両チームとも勝利に対する意欲は高いと見る。

経験という意味でウルグアイの勝利のような気がする。

準決勝プレビュー

いよいよ佳境に入って参りました準決勝。

サッカーはチームスポーツであることを証明したい、と
岡田さんが仰っておりましたが、
それをドイツ、スペインが証明しているように思います。

①ドイツVSスペイン
卓越した個がいてもそれがゴールまでの道筋を複数人のイメージ共有がなければ
ゴールは生まれない。
ドイツは準々決勝でそれを遺憾なく発揮したと思います。
アルゼンチンに見せたカウンター攻撃でのゴールは
複数人のイメージの共有が出来ていたし、
それに伴った運動量、フィジカル、技術、メンタリティ全てが備わっていた。
そうゆう意味ではドイツのサッカーは近代サッカーのモデルになりうる。
ポーランド系、トルコ系、ガーナ系移民達で構成される現代表チームはFIFAの人種差別撲滅運動にも寄与する象徴になりうる。
FIFAはドイツに優勝して欲しいんじゃねーかと思わせるくらい。

一方のスペインはEURO2008ほどの圧倒的なファンタジーと夢が今は見れていない。
一部の時間帯でそれらしき時間があるがその時に得点したものを
マリーシアでかろうじて勝利に持っていっている。
現状60パーセントくらいの出来。
とても本領発揮しているとはいえない。
トーレスの上下動、裏への飛び出しの運動量のなさがネックになっている(同僚エンゴグより酷いと思う)。

準々決勝の出来を見る限り、ドイツが圧倒的に優位と見る向きが普通だと思うが、
ミュラーが出場停止で出れないとなると、
ドイツの機動性とアタッカー陣の脅威は半減する。
さらに2年前のEUROではトーレスのゴール、
それも圧倒的な内容でスペインが勝っている。
2年前感じた差というのは間違いなく縮まっているが、
今回もスペインが本来の出来でないながらも
一瞬のバルサカンテラの閃きをトーレスが決めて勝つという筋書きが一番ステキだと思う。
スペインが先制して、ドイツが追っかけるという試合を是非見たい。
スペインの圧倒的なポゼッションが新しいドイツを凌駕するところを期待する。

②ウルグアイVSオランダ

勝利への執念で勝った狡猾なウルグアイと
大嫌いなブラジルの自滅を巧く活用した退屈なオランダ。
スアレスの出場停止とレギュラーCBの怪我。
痛手だらけのウルグアイだが、
今回のW杯で気付かされたのが南米のDFのレベルの高さだ。
代わりに入ったビクトリーノ、スコッティは
ゴディン、ルガーノとも遜色なかったように思える。
パラグアイのDFも非常にレベルが高かった。
あのレベルの高さがレベルの高いFWを育てるのか、
レベルの高いFWがあのレベルの高いDFを育てるのか、相乗効果を感じた。
良いFWは良いDFがいないと育たないんだと思う。
一対一で負けない強さ、勝利への執念へと繋がるものだ。
完全無欠、冷静沈着な今大会ベストFW、フォルランもこんな環境で生まれた選手なんだろう。

オランダはオランダらしくない手堅い試合をしている。
残念なのはドイツやスペインに比べると組織的連動で崩しているシーンが少ないこと。
攻撃がロッベン頼み、スナイデル頼みになっている。
もっとロッベン、スナイデル、カイト、ファン・ペルジーの共通イメージによる崩しが見たかった。
こんなオランダなんてはっきり言ってつまんない。
退屈さはそこにある。

ただ
守備に関しては個にそれほど力がないので、組織的に守ってはいるが。

準決勝に今大会の影のMVPデヨングが出れないので、
ウルグアイのスアレス並に重要な選手なので、
もう一つの山の試合の品質とはかなり劣ると予想する。
ただし、オランダには一抹の期待をしたいとは思う。

やっぱ優勝していない国、スペインVSオランダの決勝が見たいでよ。

準々決勝プレビュー

重ね重ね日本代表がいないのが残念なのですが。

①ウルグアイVSガーナ

堅守のウルグアイ、ゴディンのコンディションが気になる。
スアレス、フォルラン、ルガーノ並に替えの効かない選手なので(彼がいなくなってから韓国戦で失点した)、
彼がいないのでは少し隙が見える。
ただスアレス、フォルランは3回あったら2回は
ゴールしそうな調子の良さなので、
ここら辺が勝負の差がつくかな、と思います。
ガーナの守備も組織的に整備されていて堅いので、
ロースコアの難しい試合になるとは思います。
ただゴールは難しいスーパーゴールになって欲しいもんです。

②ブラジルVSオランダ

ブラジルが圧倒的優位だと思います。
ただアクセントになるエラーノ欠場が痛い。
またフェリペ・メロの怪我、ラミレスの出場停止など
本来のスタメンでは闘えないところが気になります。
さらにロッベンとマッチアップするバストスはそんなに守備が巧いとは思えない選手。
おまけに中盤に穴のあるブラジルに相対するのは絶好調のスナイデル。
一発で試合の流れを決めれる選手達なので、オランダにも勝機がないわけではない。
ここでキーになるのは眠っているファン・ペルシーが覚醒するかどうか。
生半可なプレーではファン、ルシオ、ジュリオ・セーザルからゴールを奪えないでしょう。
彼が98年のベルカンプのような神聖なプレーをしない限り、
オランダに勝利はないと思う。
DF陣はブラジルに比べたら、かなり落ちるから、
オランダは超攻撃的にいかないとこの試合はまず勝てないでしょう。
ブラジルより先に点取っていかないと8割方負けだと思う。
守られたらブラジル大差での勝利もあり得る。
L.ファビアーノ、カカ、ロビーニョ、3人で一試合で2点以上点を取るのは確実なので。
オランダが超攻撃的になる激しい打ち合いを期待します。

③ドイツVSアルゼンチン
こちらもDF陣がブラジルほど強くないので
激しい打ち合いを期待します。
エジルとメッシ。
全くタイプの異なる天才のプレイをこのカードで見れる我々は幸せです。
後世に語り継がれる試合になることを希望します。

デミチェリスはメヒコのエルナンデスに簡単に交わされてゴールされていましたが、
エジル、ミュラーはエルナンデスよりもスピードの緩急をつけるのが巧い頭の良い選手なので、
失点することが大いに予想される。
ただメッシ、イグアイン、テベスをドイツDF陣が抑えられるとも思えない。

容易に撃ち合いになるのは想像できます。

④スペインVSパラグアイ
プレビューするのも切なくなるが
今回のパラグアイは攻撃のタレントだけだったら、ドイツ以上だと思う。
問題はあまりタレントを組織的連動性で使おうとしないこと、
また中盤でゲームをコントロールして、前線のタレントを使いきっていないないこと、
そうゆう意味ではもったいないチームだと思っている。
持っているものを100%出し切ってないチームなの。
だから本当に日本はもったいない試合したなと思ってしまいます。
恐らく一生懸命我慢して、最後に崩壊する気がする。
もうスペインはエンジンがかかっている。
イニエスタとシャビはバルサの時の二人に戻りつつあるため、
完全に試合の主導権を握ると思われる。
特にイニエスタの神の領域に達しているキープ力が戻ってきている。
彼を見てるだけで楽しい。
問題はトーレスだ。はっきり言って今の出来ではジョレンテを使ったほうが中盤にスペースができて、イニエスタ、シャビ、ビジャに都合が良くなる。
デルボスケのことだから、トーレスを使うんだろうが。
そろそろ今大会のイケメンスター、点取らないと。